旅行トラブル スウェーデンでスマホを盗られかけた話
ヨーロッパで気を付ける犯罪といえば、スリ
ヨーロッパに限らずですが、海外旅行に行くときはスリに気を付けなければなりません。
ヨーロッパのスリは作戦が巧妙で、他のことに注意を逸らさせて財布や携帯を盗るというのが主流のようです。平和ボケしている日本人は罠にはまりやすく、また犯罪者もそのことを分かって狙ってきてる感じがあります。
もちろん我々も人混みを歩く時、公共交通機関を使う時は最新の注意を払っていたのですが、気を抜いているタイミングでヒヤッとする出来事が起こりました。
綺麗で平和なカフェで訪れた危機
旅行中、散策に疲れた我々はカフェで一休みしていました。2人掛けのテーブル席で奥に私、通路側に友人が座りました。
まったり過ごしていると、中年の男性が英語ではない言葉を発しながら近づいてきました。彼の手にはルーズリーフがあり、そこには何か文字が書いています。
その男性の身なり、外見は正直周りのスウェーデン人と少し違ったので、私は「お金をください」とか恵んでください的なことを言ってるのか、もしくは何か困ってて伝えようとしているのか?とか考えそのルーズリーフに何が書いてあるかのぞき込みます。
その時友人が
「あ、携帯盗られる!」
と言って机に置いていた彼女のスマホをとっさに掴みました。その男性は、友人のスマホを隠すようにルーズリーフを置いていたのです。
友人がスマホを取ったとたん、さっきまで何か話していたその男性はスッとその場を離れました。
おそらく外国語で一方的に話しかけて混乱させ、ルーズリーフでスマホを隠し、気を取られてる隙に机の上に出している貴重品を盗む手口だったのでしょう。
友人が自分で気が付いて本当に良かったです。座り位置が逆で私のスマホを狙われていたら、おそらく全く気が付かず盗られていたと思います。
そのカフェは人も多く、立地も治安が悪い場所ではないので気が緩んでいました。また、ストックホルムの治安の良さを感じていたので油断してしまっていたところもあったと思います。
教訓
- 飲食店で携帯を机の上に置いておかない。鞄にしまう。鞄は自分の膝に置いて閉める。
- 移動するときも、室内にいる時も、鞄は自分の体の前でしっかり掴む。
- 何か様子がおかしいこと、イレギュラーなことが起きたら取り合えず貴重品を守る。
- たくさん人がいるのに、わざわざ旅行客っぽいアジア人に頼み事をするのはおかしいという考えを持つ。申し訳なくても、頼まれごとは基本無視!
- 自分が想像してるより、「日本人/アジア人はカモ」と思われていることを自覚する。
当たり前じゃん!危機管理がなってない!と思われてしまうかもしれませんが、1週間以上滞在するとだんだん緩んでくるものです。
あと、パリとかロンドンみたいに特に危ないと言われている場所では細心の注意を払っていますが、ストックホルムはヨーロッパとは言え治安良い方だな~と油断していたところ、この事件が起こりました。
最後に書いた「日本人はカモ」ですが、これは治安が悪いでおなじみのパリで痛感した出来事がありました。また別の機会にその話も書こうと思います。
せっかくの楽しい旅行、財布、携帯、パスポートがなくなったら悲しい思い出になってしまいます。
楽しい思い出だけで終われるよう、最新の注意を払いましょう!